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2008年7月26日 (土)

骨盤底筋群

腰・・・体の中心部分です。
腰が痛いとか、腰の周りにお肉がついてしまったとか・・・。
腰の周りを気にされている方は多いようです。
 
骨盤・・・こちらもほぼ体の中心に位置する部分です。
骨盤の歪みとか、骨盤を動かすとか、骨盤体操とか、骨盤とボディーラインの関係とか・・・。
こちらも気にされていらっしゃる方は多いと思います。
Photo
 
女性の場合、卵巣・子宮などが骨盤内にあり、骨盤が男性よりも広い傾向があります。そして、妊娠・出産時に骨盤が広がるなど劇的に変化します。
男性と明確に違う点であり、関心をもたれる理由もこの辺りにありそうです。 
  

では、骨盤底筋(群)はどうでしょうか。
あまり関心のない方も多いような気がします。

骨盤底筋群とはいったいナニ???
ということで、簡単に説明を書いてみます。
 
骨盤底筋群とは、骨盤の底を両手で水を掬い上げるような形で覆っている小さな筋肉の集まりのことをいいいます。
内臓などを骨盤の底から支えているということになります。
 
女性の場合、生殖器(子宮、卵巣など)が骨盤内に収まっているため、ここにかかる負担も男性以上に大きなものになり、常に負担がかかり収縮力が弱まりやすいといえます。
また、妊娠・出産によって骨盤の広がりとともに、骨盤底筋が、かなり引き伸ばされる状態になるため、ダメージを受けやすい部分です。
年齢とともに全身の筋力も低下していきますが、骨盤底筋群も例外ではありません。
 
ダメージを受けさらに、筋力が低下し、内臓や生殖器を掬い上げる力が落ちるということは・・・。
 
簡単にいうと、内臓や生殖器が下垂していくことに繋がります。
ボディーラインの崩れだけでなく、本来あるべき位置からずれた内臓や生殖器が正常に機能しなくなり、ホルモンバランスが崩れたりすることも多いようです。

このような理由から、女性は不調が出やすいとも言えます。
不調を改善していくためには、まず、こういった体の仕組みを知ることが大切なんでしょうね。

人間の体は日々変化し続けています。
様々な機能が低下していくのもやむおえないこと。
ただ、その変化も明日すぐに起きるわけではなく、長い年月をかけて進んでいくものだと思います。
適切な運動やケアをすることで筋力低下が防止できるように、骨盤底筋群もうまく働かせることが可能なようです。

筋力強化の一般的な方法はお尻の穴を占めるようなエクササイズですが、この方法にもバリエーションがいろいろあるようです。
自分の意思で動かしにくい部分もあるため、エクササイズしにくい部分ですが、人によって動かしやすいポジションやイメージがあるため動いていることを実感できる方法を見つけることが大切なようです。
例えば、動かすイメージとしては骨盤の底でグーパーする感覚とか、骨盤の底でストローを使って飲み物を飲む感覚に近いとも言われます。

ストレッチ教室でもエクササイズを行うこともありますので、ご参加の際はお聞きください。

女性は男性にはない不調が起こりやすく、心配になった方も多いかもしれませんが、普段から歩いたりストレッチをして骨盤周りをよく動かすことで不調が起こりにくい体作りをしてみてください。
夏はどうしても涼しいところで動かない生活になりがちですが、お休みなどを利用してお体を動かしてみてくださいね。


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